2026.09.21
誰かのために、少し動いてみる — becoming lab「自分で選んだ道」vol.7

9月17日、神田で becoming lab「自分で選んだ道」vol.7 を開きました。
ゲストは、村松健一さん。
テーマは「誰のために、今を歩く。」
司会としてお話を伺いながら、私自身も、自分のこれまでを何度も振り返っていました。
誰かの人生の話を聞いていたはずなのに、いつの間にか、自分のことを考えている。
今回も、そんな時間になりました。
1. 今の姿だけでは、わからないこと
私たちは普段、その人の「今」を見ています。
どんな仕事をしているのか。
どんな活動をしているのか。
どんなふうに人と関わっているのか。
でも、その姿にたどり着くまでに、どんな選択があったのかは、話を聞いてみないとわかりません。
村松さんのお話を伺っていると、一つの出来事だけでは説明できない、その人の歩みが少しずつ見えてきました。
迷ったことも、思うようにいかなかったことも、誰かとの出会いも、今につながっている。
その時間を知ることで、目の前にいる人の見え方が変わるのだと感じました。
同時に、自分にも問いが返ってきます。
今の私は、どんな出会いに支えられているのだろう。
誰の言葉に背中を押されて、ここまで来たのだろう。
自分で決めたと思っていた道にも、思い返せば、誰かの存在がありました。
2. 詳しいお話は、ここには書かずに
今回のお話にも、ご本人が歩いてきた時間と一緒に受け取りたいと感じる部分がありました。
何が起きて、どんな選択をされたのか。
その詳しい内容は、ここには書かずにおこうと思います。
私の中に残ったのは、人生の節目で、人との関わりが次の一歩につながっていたことです。
親しい人だけが、人生を動かしてくれるわけではない。
一緒に過ごした時間が短くても、何気なく声をかけてもらったことや、話を聞いてもらったことが、後になって大切な意味を持つことがある。
私にも、そんなふうに思い出す人がいます。
当時はうまく伝えられなかったけれど、今なら、あのときの言葉に助けられたとわかる。
お話を聞きながら、そうした人たちの顔が浮かびました。
3. 「誰かのために」が、少し身近になった
「誰かのために」と聞くと、私はつい、何か役に立つことをしなければ、と考えてしまいます。
ちゃんと応えなければ。
何かできる自分でいなければ。
そう思うと、少し力が入ります。
でも、今回のお話を聞いて、その言葉をもう少し身近に受け取れる気がしました。
自分を大切にしながら、今できることを考えてみる。
気になった人に声をかける。
少し時間を取って、話を聞く。
うれしかったことを、その人に伝える。
そういうことなら、日々の暮らしの中に機会があります。
この人のために、少し動いてみたい。
そんな気持ちが生まれたときに、そのままにせず、小さく行動してみる。
自分もこれまで、誰かのそうした行動に支えてもらってきたのかもしれません。
そう考えると、「誰のために、今を歩く。」という問いが、ぐっと自分の生活に近づいてきました。
4. 話を聞くと、その人にまた会いたくなる
その人のことを知ると、もっと話を聞きたくなる。
また会ったときに、話してみたいことが増える。
今回、私がうれしく感じたのは、そういうつながりでした。
仕事や肩書きを知っていることと、その人が何を大切にしてきたのかを知ることでは、交わす言葉も変わるのだと思います。
そして、一人の方のお話から、それぞれが違うことを受け取っている。
自分の過去を思い出す人もいれば、これから会いたい人が浮かぶ人もいる。今の自分に、問いが一つ残る人もいる。
私自身、この時間を通して、誰かの話に耳を傾けることを、もっと大切にしたいと思いました。
すぐに答えが出なくても、帰り道や翌日の何気ない時間に、ふと言葉を思い出す。
その言葉をきっかけに、誰かに連絡をしてみる。
becoming lab が、そんな小さな一歩につながる場所であったらうれしいです。
村松さん、大切なお話を聞かせてくださり、ありがとうございました。
そして、ご参加くださった皆さま。
一緒に耳を傾け、それぞれの思いを持ち寄ってくださったことに、心から感謝しています。
5. 次回は、10月21日へ
次回の becoming lab は、10月21日です。
また一人の方の歩みに触れながら、自分自身の今と、これからを考える時間をご一緒できたらと思います。
今回、私が持ち帰ったのは、身近な人との関わりを、もう少し丁寧にしてみたいという気持ちでした。
気になっている人に連絡してみる。
ありがとうと思ったときに、その場で伝える。
話を聞く時間をつくる。
次に皆さんとお会いするまで、私も、できることから始めてみようと思います。
10月21日、またお会いできることを楽しみにしています。
becoming lab|自分で選んだ道
会う。整う。更新する。
誰かの人生の途中を聴きながら、自分自身のこれからを考える場所を、東京・神田でつくっています。